アルツハイマー 移りゆく景色の中で

若年性アルツハイマーブログ(要)介護日記です。

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娘の労わりに涙した日

      2015/02/26

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私がアルツハイマーを患ってから、ある日を境に、娘が学校から帰宅すると私と小一時間ほど近所を散歩するようになりました。
雨の日や天気の悪い日以外はほとんど毎日ふたりで散歩するのが日課になっています。

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必要なものを買いに文房具店や部活で使うスポーツ用品、やがては夕食の食材も一緒に買いに行くようになりました。

私以上に、サプリメントや健康食品に詳しくもなりました。

時々、駅のほうに行っては、ふたりでお茶を楽しんだり。

娘にしてみれば受験勉強に寸分も惜しいはずというより、余計な体力を使いたくないというのが本当のところだと思います。

私はてっきり、今のうちに甘えたり、思い出作りをしているのかなと思っていました。

そのことは主人も知っていましたので、ある日いつものように娘と出かけようという時に、主人が「またデートか?ボールペンなくなったから1本買ってきてくれ」と娘に頼みました。

すると娘が、「文房具屋はもう行かないよ。ボールペンなら私のあげる」と言うので、主人が、「なんだ今日は散歩コースが違うのか?」と。

その時の娘の返答に、涙してしまったのです。
「お父さん、もし将来ママがおばあちゃんのように徘徊するようになっても、私と一緒にママが行きそうな場所に顔を出しておけば、そこの人に覚えていてもらえれば迷子にならないじゃん」

主人も私もハッとさせられました。
そして、私は思わず娘を抱きしめていました。

娘なりに考えての散歩だったのです。
確かに、同じところはそんなに重ねて行っていないことに気づきました。

娘の労わりに涙した思い出です。

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