アルツハイマー 移りゆく景色の中で

若年性アルツハイマーブログ(要)介護日記です。

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誤診であって欲しい

      2015/02/27

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その日も、どうやって帰宅したのか記憶がないほど、内心は動揺していました。

ひとつは私自身のアルツハイマーの可能性を「信じられない思い」「誤診であって欲しい」「まだ決まったわけではない」「だとしたらどうする」などが、ゴチャゴチャにいっぺんに頭の中を交錯していました。

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もうひとつは、長距離ドライバーとして仕事に出ている主人と受験生の娘に、今のこの段階で伝えるべきかを考えていました。

主人は運転のベテランとはいえ、過去に一度だけ物損事故を起こしているので、余計な気遣いをさせて事故を起こしたら大変と常日頃から思っていたのです。

それと認知症の母の介護のことも当然気になります。

結局その日は、私自身の動揺をコントロールできないまま、主人にも連絡せず、娘にも伝えませんでした。

翌朝もいつも通りに娘を学校に送り出して、私は出社しました。
特に外見上(タクシー事故のムチウチでコルセットはしていましたが)も職務に支障をきたしてもいませんでしたので、上司に報告もせず、通常の仕事をこなしました。

ただその日は、ムチウチを理由に定時で退社して、駅ビルにある大きな本屋に立ち寄りました。
アルツハイマーに関する本をあらためて求めて購入したかったのです。

私に該当するであろうならば「若年性アルツハイマー」そう思い本を探し求めました。

次の大学病院の精密検査までに「その可能性を自分なりに把握、理解しておきたかったのです」

分かりやすい図解入りの初歩的な数冊を選んで、ブツクカバーをつけていただき購入しました。

帰りの電車の中で読もうと思ったのですが、周りの背の高い方に覗かれているような気がして躊躇ってしまい読めませんでした。

その日の夜、娘の夜食を用意してから寝る前の僅かな時間に、ベッドに横になって購入した本を読みました。

深夜2時を回っても、読んでも読んでも憤りと焦りが募るばかりでした。

娘の部屋の物音に気づいて、急いで本をしまい眠ることにしました。

「神さま、どうか何でもありませんように」
「いまアルツハイマーなんて、あんまりです」

そんなようなことを祈ったと思います。

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